News ニュースリリース

ニュースリリース

2011

2011年 年頭のご挨拶

2011.1.1

明けましておめでとうございます。
本年もグラムコグループを何卒よろしくお願い致します。

年頭にあたり、本年のグラムコの取り組み姿勢として、以下の件をお伝えします。
1. 事業ブランディング/老舗ブランディング
2. グローバルブランディング
3. グループブランディング

(詳細は以下をお読みください。)

1. 事業ブランディング/老舗ブランディング
日本経済が完全に立ち直らないまま、リーマンショックから2年が経過しました。 消費者の購買意欲も、企業の国内投資も冷え込んでいますが、今年グラムコは独自のノウハウを駆使して、国内市場での「事業ブランディング」(新規事業の立ち上げ、乃至は衰退期に差し掛かった事業ブランドのリバイタル)の推進サポートと、次の100年を目指される企業の「老舗ブランディング」(時代とのギャップ解消、市場適合)を強力にサポートしてまいります。 近年のファストファッションの台頭や、老舗メーカーの全く新しいブランドの成功など、沈滞ムードが蔓延する国内市場においても、まだまだチャンスがある。グラムコグループはそう考えています。
チャンスを掴むためには、「消費者・顧客インサイトを探りあて、そこにブランドスイッチしていく」という、執拗な姿勢が必要です。
こうしたブランドの積み重ねが、きっと日本を元気にしていく原動力になると信じています。 事業ブランディング・老舗ブランディングへのグラムコのサポート領域は、綿密な調査から得られる市場分析から、商品開発、売り場やウェブ、ECサイト(ネットショッピング)まで幅広く、ブランド構築のほぼ全体をカバーしていますので、安心してご相談戴きたく存じます。


2. グローバルブランディング
他方、国内市場だけに依拠していくのは危険であるとして、海外市場へ目を向けておられる企業、海外市場へと軸足を移される企業も少なくありません。
政治的関係は冷え込んでいても、特に隣国・中国の巨大化する市場を看過するわけにはいきません。
私たちグラムコグループは、現地に独資企業、グラムコ上海・グラムコ北京を開設し、2004年以来進出されている日系企業に対してブランディングサービスを提供してまいりました。また、これから進出したいと考えておられる企業に対しては、東京本社でご相談に応じ、適宜上海・北京と連携しながらプロジェクトを推進させて戴いています。
同じアジアの国であっても、日本とは全く異なる市場・消費者・顧客であると理解されることが重要です。そのためには中国適合型のブランド再構築が必要となりますが、グラムコグループでは、過去7年間、多くの日系企業を成功に導いてきた実績を持っています。
アジアナンバーワンのブランディングファームとしてのご評価を頂戴している弊社グループならではのサービスとメソッドを用意しておりますので、ぜひご活用ください。

グラムコグループは今年、こうした中国でのブランド構築に加えて、欧米・西アジアにおけるグローバルネットワークを通じて、企業の「グローバルブランド戦略」に積極的に取り組んでいく考えです。
長年語られ続けてきた企業のグローバル化ですが、我が国においては、まだ大手企業においても、緒についた段階と言わざるを得ません。ことブランドのことに関しては、手つかずの状態でおられる企業も散見されます。
グローバル戦略は、実はグローカル戦略(グローバル+ローカル)です。各国市場に対応しながら、きめ細かく展開されることをお勧めします。
ことに海外に事業会社を展開されているケースでは、カルチャーギャップに悩まされておられるケースも少なくありません。
企業内部にあっては、海外の従業員を巻き込みながら、理念やビジョンを共有する「インターナルブランディング」が必須となってきますし、市場に向かっては「ブランドポジショニング」や「ブランドターゲティング」、さらに「ブランドコミュニケーション」で、各国の事情を踏まえた判断が不可欠です。
インド・ニューデリーに本拠を置くブランディングファーム、コデザイン社によれば、かの地で成功している日系ブランドは一握りであり、現地のターゲットインサイトやニーズを十分把握しないまま、日本からのブランド移植で事足りる、と考える企業が多いことに起因する、と指摘しています。


3. グループブランディング
またグラムコグループは、長年来の経験を生かして、「グループブランディング」のお手伝いにも力を入れています。
昨今は、海外で欧・米・韓などの企業と互角に戦うために、企業同士の合併・統合によるグループ形成や、M&A、ホールディングス化が相次いでいます。
グループ経営の要諦は、企業規模の追求に終始することなく、グループ企業間のシナジーをいかに有機的に働かせるかであるとされます。
また、カルチャーの異なる企業同士の合併・統合においても、それぞれの企業が持つ強みを掛け合わせ、さらに強固な基盤を築くことが成功の秘訣であると言われています。 これらの企業間では、同じ理念や哲学、ビジョンやウェイ、スローガンなどを共有して、統制のとれた成長を目指さねばなりません。
グラムコグループでは、経営推進力となる理念やビジョンなどの「言葉」をシンプルに整理・体系化、ワード化し、グループ成員一人ひとりの心に届けていく取り組みを支援します。

こうしたグループブランディングにおいても、グラムコの「インターナルブランディング」の実績がご活用戴けることでしょう。

2011年は、真に日本の企業力、ブランド力が試される試練の年となることでしょう。
皆様の企業の発展に、24年の歴史と経験を持つ日系初のブランディングファーム、グラムコグループがご協力を申し上げたく存じます。 どうぞ宜しくお願い致します。


2011年 元旦
グラムコグループ代表
山田敦郎