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2018

「東京ブランドのあり方検討会」 第四回が開催されました

2018.8.8

2018年7月25日午後13時00分より、東京都庁にて、小池都知事参加の下、「第四回東京ブランドのあり方検討会」が行われました。「Tokyo Tokyo」のアイコンとキャッチフレーズ「Old meets New」は、東京の魅力を効果的に海外へ発信するため、昨年の本検討会で議論を行い、その後海外を中心に発表・導入されています。今回は、アイコンとキャッチフレーズの発表からおよそ1年が経過したこともあり、2020年のオリンピック・パラリンピック大会と、さらにその先を見据えた活用方法を検討しました。さらにこの機会に、すでに改定され導入している観光ボランティア・ユニフォームについても議論されました。

●「Tokyo Tokyo」のデザイン展開について
コシノヒロコ委員が、東京ブランドの認知度・露出度を高くするための表現について、プレゼンテーションを行いました。図案化した「Tokyo Tokyo」のアイコンが展開されたスカーフや、伝統と革新を墨や市松模様で表現したTシャツ、レインコート(ポンチョ)、加工技術により表裏の両面が使える風呂敷、ビニール傘、江戸切り子の図柄を使ったペットボトル、お祭りグッズなど、様々なデザインが提示されました。この開発にあたって、コシノ委員は、「できるだけ町の中で、この「Tokyo Tokyo」を露出できるようなグッズをつくり、皆さんに大いに使ったり着たりしていただきたい。海外からの来訪者だけでなく、日本人にも日常的に好んで着ていただけるような販売方法を都で考えていただき、いわゆるストリートファッション自体に影響が出てくればとてもうれしい」との抱負を述べておられました。

●「&TOKYO」ロゴと「Tokyo Tokyo」アイコンの活用方法について
これまでは、「&TOKYO」は特に国内向け、「Tokyo Tokyo」は海外向けに発信していくという方針のもと発信してきましたが、以前から、一本化したほうがいいのではないかという意見がありました。
当社代表の山田は、国内外で統一するのが一番効果的で、浸透も早く理想的。「Tokyo Tokyo」をどんどん国内でも広めていけばよい、との意見を開示。他方、国内と海外でスローガンが違っている企業の事例を挙げながら、「&TOKYO」に関して、使用している企業や団体との関係等があるのであれば、一部に「&TOKYO」を残すという併存案も考えねばならない、と述べました。
その他の委員からは、日本と海外で「Tokyo Tokyo」を統一して発信していくべき。海外からの来訪者はもとより、日本人に対しても多く露出させ、皆が使いたいと思うようなクオリティの高いグッズ等で東京をPRするべき、という意見が多く聞かれました。一方、
「&TOKYO」については、活用している企業へのヒアリング結果や、東京ブランドの浸透度等調査の結果が出る次回の検討会で、使い分けの可能性、使い分けるとしたらどうするのかを話し合うことになりました。

●観光ボランティアのユニフォームについて
ユニフォームのデザインは、海外発信に向けたアイコンとキャッチフレーズ「Tokyo Tokyo」を生かし、東京の持つ「伝統」と「革新」をそれぞれ市松模様とQRコードで表現しています。都からの報告によれば、旅行者の目に留まりやすく、活動しやすい。新しいユニフォームになって問い合わせが増えた、など、ボランティアからは高い評価が得られているとのこと。ラグビーワールドカップ2019、東京2020大会のユニフォームは、別途デザインの募集が行われるとのことですが、コシノ委員から「一番大事なことは、全てのユニフォームにどこかで共通点を持たせるべき」との指摘がありました。
観光ボランティア・ユニフォームのデザインには、オリンピックマークに連動した市松模様が使われているため、生駒委員からは、この市松模様での連動性を考慮すべき、とのアドバイスがありました。
当社代表の山田は、今後、災害時のボランティアとは異なるボランティアムーブメントを広げていく際の中核に、東京の観光ボランティアがあると指摘。オリンピック・パラリンピックの終了後、都市ボランティアの中核をなす観光ボランティアのユニフォームが現在の形に戻ることを見据えて、一貫性、連動性の観点から、基本形として市松模様のデザインで、マインドとデザインがつながるのがいいのではないか、と述べました。

次回の検討会では、東京ブランドの浸透度等調査の結果をもとに、さらに議論が進められます。