Column コラム

Identify you Magazine Vol.6

「グラムコで何を成し遂げる?」プランナー×デザイナー 若手社員対談

入社のきっかけ

――本日はよろしくお願いします。このインタビューでは、お二人に、グラムコの仕事内容や社員の印象などをお聞きすることで、まだグラムコと取引のないお客様や、グラムコで働きたいと考えている人に対しても、お役に立てればと思っています。お二人は今年中途で入社されましたが、まずは入社のきっかけについて教えてください。

新谷

はい、私は前職ではアパレル企業に4年務めていたのですが、そこから転職活動をする中で、エージェントの勧めで知りました。それまではブランディングについては全く知りませんでした。

――全く違う職種ですね。何か決め手はあったのでしょうか。

新谷

新卒で就職活動をしていた時に、自分の中で人の幸せに貢献できたらいいなと思っていたんです。それは、誇りを持った人を世の中に増やすことかなと漠然と思っていたのですが、そんなことはすっかりと忘れていて。グラムコを知り、Webサイト等を見ている中で、まさにこの「Identify You」という言葉に触れて、その時の気持ちを思い出すきっかけになり、ここだと思いました。

――一期一会の出会いがあったのですね。津村さんはいかがでしょうか。

津村

私は大学の授業でブランディングを学ぶ機会があり、関心はもっていたのですが、就職活動のときには自分がチャレンジしたい業界の方向性が定まらずにいました。 その後、縁あってインテリアデザイン事務所で広報をしながら専門校に通っていた際に、講師の方にグラムコを勧めていただきました。グラムコのWebサイトを見て、私がデザインの魅力のひとつだと思っている課題解決力を活かせる仕事であり、また「日本とアジアのブランドを世界のブランドに押し上げる」という考えに共感し、応募しました。

前職の経験

――お二人の前職でのご経験についても伺いたいと思います。新谷さん、いかがでしょうか。

新谷

はい、私は元々服がすごく好きで。大学の時も4年間アパレル系のお店でアルバイトをしていました。お客様の笑顔を直接見ることができることに魅力を感じ、就職もそのままアパレル企業を志望しました。4年間ずっと店舗勤務でしたが、新店のオープンの際に副店長を任され、新しいスタッフの育成やモチベーション維持に奔走した時期もありました。総合職で入ったので、私はたまたま店舗勤務でしたが、同期では本部のプレスに行った人もいて、色々な道があったと思います。

――ありがとうございます。津村さんはいかがでしょうか。

津村

はい、当時はデザイナーを志望しながらも、幅広くチャレンジをしたいと思っていて、色々な会社を受けていました。その中で、インターンとして通っていたインテリアデザイン事務所で広報として働いてみませんかとお誘いいただき、グラフィックソフトを使う業務も担当できるということで、入社するに至りました。

――具体的にはどのようなことをしていたのですか。

津村

DMや会社案内の作成といった広報活動の他に、出店をしている大手ECサイトの運用管理を任せていただいていました。その時に、他社との違い、強みを明確に打ち出さないと中々ショップを維持するのは難しいと実感しまして、今の仕事にも通じることですが、ブランド力の大切さを痛感しました。当時は入社間もなく、知識も経験もなかったので、今思えば力不足だったなと思います。

現在の担当業務について

――お二人とも2022年2月入社ということで、まだ1年も経っていない訳ですが、これまでを振り返って、グラムコでの仕事はいかがでしょうか。

津村

私はリサーチや納品前の確認作業を主に行っています。また、様々な案件の会議に参加させていただいて、プロジェクトの流れを学んでいます。よりクリエイティブな部分はまだこれから徐々に挑戦できれば、という段階です。

――入社前の印象と違うことは何かありましたか。

津村

地道な作業が多いと聞いていたので、イメージとの相違はありませんでした。ですが、業務に取り組む中で、納品するデータの種類がこんなに多い案件もあるとは、想像できておらず驚きました。

――新谷さんはいかがでしょうか。

新谷

私はブランディングを全く知らずに入社したので、正直イメージも何も持っていなかったのですが、思っていた以上に地道な作業が多いというのは津村さんと同じ感想です。今まで全くしたことの無い経験で、同じことを何度も繰り返して精査していく作業があるのだと驚いています。具体的には、ネーミングやスローガンの案出しには参加させていただいたりしています。以前は、人と人との対話が業務の大半を占めていたので、一緒に進んでいく感じは少なからずあったのですが、グラムコの仕事は形になるまでにすごく時間がかかる。自分が今やっていることが実るのはすごく遠いところだったりもするので、これで良いのかどうか先輩に教えていただきつつ、一つひとつ進めている段階です。

楽しい仕事、難しい仕事

――まだ任されている部分はそれほど多くないかも知れませんが、グラムコの仕事の中でこれは楽しい、または難しいと思うのはどういう仕事でしょうか。

津村

いま進めている仕事では、リサーチが一番楽しいです。これまで意識に無かった企業を知るきっかけになっており、とても勉強になります。業務としては未経験の部分ですが、今後ロゴを提案する際に、先輩方の案と肩を並べられるクオリティを出せるのか、楽しみな気持ちと不安な気持ちがあります。

――リサーチ部分、具体的にはどのような業種の会社を調べたのでしょう。

津村

最近ですと、大手化粧品メーカーについてリサーチをしました。その時はコーポレートブランドの知名度と企業Webのクオリティが比例していないと感じたのですが、リサーチを進めると取り扱っている商品のサイトは綺麗に整備されていることが分かり、この業態における商品ブランドの位置付けを考える機会になりました。

新谷

私も同じ案件を担当させていただきましたが、同じブランドなのに媒体によって印象がバラバラと感じました。あまりに違うので、意図的なのかどうか、疑問に思いましたね。

――いち生活者の視点から、気付きを得ることは大事ですね。

新谷

確かにそうですね。私が楽しいと思うことは二つあって。まず一つは先ほども言った、ネーミングやスローガンの開発です。まだ、何も分からないながらもアイデアを出すのは楽しいです。もう一つは、トップヒアリングに同行する機会がありまして、そこで様々な企業の普段お会いできないようなトップの方のお話を聞けるというのがすごく新鮮でした。自分の知見も深まりそうだなと思います。
難しそうだなと思うことは、リサーチのまとめを作っていくところですね。まだ実際にはやっていないのですが、ヒアリングでは立場によって違うことを言っていたりもする中で、それをどうやってまとめていくのかというのは、今後実際に自分が担当することになれば、きっと難しいだろうと思っています。

グラムコ社員に対する印象

――まだ入社1年も経っておらず、しかもリモート主体の環境の中ですが、グラムコの社内の雰囲気はどのように感じているでしょうか。

新谷

前職では私が一番上の年齢で、大学生のアルバイトの子たちともあだなで呼び合い、和気あいあいとコミュニケーションを取るような環境だったので、グラムコに入って皆さんクールに個人で仕事を進める場面も多々あり、環境の違いは感じています。打ち合わせの場面では、プランナーもデザイナーも皆さん頭の回転が速くて、建設的な意見でどんどん話が前に進んで行くというのがとても印象的です。

津村

私も同感ですね。前職は人数が少なくて、比較的距離感も近かったのですが、それと比べるとグラムコの皆さんはシャイな印象です。笑 ですが、案件を進める上でのコミュニケーションは活発ですし、皆さん仕事に対して真摯に取り組んでいる方ばかりで、身が引き締まります。

ブランディング業務を通して実現したいこと

――お二人とも未経験からの挑戦となりますが、ブランディングを通じて実現したい未来についてお聞かせいただけますか。

津村

私は、冒頭で申し上げたように、入社前にグラムコのWebサイトで、「日本とアジアのブランドを世界のブランドに押し上げる」というメッセージに共感したことが入社を決めた理由のひとつとしてあります。日本には、真面目で良い仕事している企業がいっぱいありますが、それでも今、先進国の中では遅れをとっている状況を、ブランディングには変えて行く力があると思います。日々の業務が、日本企業の魅力を世界にアピールしていくという未来へとつながっていると思いますので、まずは目の前のクライアントに真摯に向き合っていきたいと考えています。

新谷

すごく漠然としたことではあるんですけど、自分が何かに貢献して世の中の人を笑顔にしたいとか、自分に誇りを持てる人生を歩んでもらいたいみたいな思いは元々ありました。そこに対して、ブランドは誇りの源泉であるというグラムコが発している言葉に、すごくピンときたというか、改めて私はそういうことをしたかったんだと思い出すきっかけになりました。
今後は、まずは一通り、自分でプロジェクトをしっかり遂行できる力をつけたいです。その中で多分、自分の得意な分野が見つかってくると思うので、そういうものを活かしながら、クライアントのお役に立ち、その結果として自分の野望でもある社会貢献につながっていくといいなと思います。

今後、入社する方に向けて一言

――お二人の秘めたる熱い思いを知ることが出来ました。では最後に、今後グラムコに入社される方に向けて、ひとことお願いいたします。

津村

コロナ禍ということもあり入社した時からほぼリモートだったので最初は不安もありましたが、今は質問も相談もしやすい環境を整えていただいていることを実感しています。皆さんとても親切ですし、安心して働ける職場だと思います。

新谷

そうですね、もしどんな方が働いているか分からなくて不安に思われている方がいるのであれば、大丈夫ですよと強く言いたいです。皆さん、すごく丁寧に優しく教えてくださいますし、一見クールなんですが、内には熱いものを持っている人たちばかりです。

――ありがとうございます。お二人ともそれぞれに社会に貢献したい気持ちを持ち、そことブランディングが重なっているところが素晴らしいと思いました。グラムコは若手にもどんどんチャンスを与える会社ですので、そう遠くない日に、プロジェクトの中で主要な役割を担い、活躍していただけると思います。本日は、ありがとうございました。

 

プロフィール

新谷 咲江子(Saeko Shintani)
2018年3月 青山学院大学 経済学部 現代経済デザイン学科 卒業
2022年2月 グラムコ入社 プランナーとして企画職に従事

 


津村 芽瑠(Meru Tsumura)
2019年3月 武蔵野美術大学 基礎デザイン学科 卒業
2022年2月 グラムコ入社 デザイナーとして制作職に従事